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ひとは誰でも、気分が沈んで勉強や仕事がはかどらないといった状態になることがあります。たいていは時間が経てば良くなっていくものですが、この状態がいつまでも続くような場合は、うつ病を疑ってみることが大切です。
◎どのような病気でしょうか
抑うつ気分・・・「憂うつ」「気分が落ち込む」など
意欲低下・・・「おっくう」「根気がなくなった」「集中できない」など
不安・焦燥・・・「そわそわする」「落ち着かない」「いらいら」など
身体症状・・・「食欲低下」「不眠」「身体のだるさ」「頭痛」「肩こり」など
身体的な異常がないにもかかわらず、このような症状が2週間以上続くようなら、早めに専門医にご相談ください。
◎病気が悪化すると
「自分はもうだめだ」「まわりに迷惑ばかりかけて申し訳ない」などのマイナス思考・自責感や、「自分はいない方がいいのではないか」「死んでしまいたい」といった自殺念慮があらわれます。
◎原因は何でしょうか
はっきりした原因はわかっていませんが、就職や退職、結婚や離婚、出産や子育てなど、生活の大きな変化やストレスがきっかけとなる場合があります。また、几帳面でまじめ、争いごとが嫌い、和を大切にする、などの性格の方は、うつ病になりやすいと言われます。
◎どのように治療するのでしょうか
うつ病の治療には原則として、休養、薬物療法、環境調整、精神療法の4つがあげられます。症状が重いときは、休養と薬物療法が特に大切です。また病気の回復にはある程度の期間が必要で、波を打ちながら少しずつ回復していくので、焦らずにゆっくり治していく事がとても大切です。
〈休養〉
休職や休学するなどして、精神的にも身体的にも十分な休養をとります。休養を続ける期間は、休んでいることが退屈になって少し動いてみたくなるまでを目安とし、そこから復帰へ向けて心と身体を少しずつならしていきます。
〈薬物療法〉
うつ病の原因の一つに脳内の神経伝達物質の欠乏やバランス異常があるといわれており、それらを正常に戻すことを目的に、抗うつ薬や抗不安薬、睡眠導入剤などのお薬を服用していただきます。お薬を服用することに抵抗感をもたれる方も多くいらっしゃいますが、必要な時期に適切なお薬に頼ることはとても大切です。一般的に、うつ症状が良くなった後も再発予防のため、半年から一年程度は服薬を続けることがすすめられています。ただし、人によっては、ふらつきや眠気などお薬の副作用がでますので、服用前にお薬の説明を十分受けるようにして下さい。
〈環境調整〉
うつ病の発症には環境要因が深く関わっています。治療の一貫として、職場の方やご家族の方々に病気やその治療について理解していただき、必要に応じて環境調整にご協力いただくことがあります。
〈精神療法〉
病状によっては、精神療法やカウンセリングを行います。精神療法やカウンセリングを併用することによって、うつ病の再発率を低下させられると言われています。
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